2022年4月5日火曜日

[保育士日記 18]  4歳の女の子の葛藤

いつも会う、4歳の美人のMちゃん。アンパンマンには興味がなく、ディズニーのプリンセス系が大好きな女子力高めの女の子。

ある日、常勤の先生が個人所有の絵本を何冊か持ってきてくれました。その中にはMちゃんの大好きなプリンセス系の絵本もいくつか。置いてある場所からMちゃんが勝手に持っていこうとすると、所有者の先生が「一言言ってからにして」とのコメント。

その時一緒にいた私からも、「これは先生の個人の所有物だから、使うときには先生に一言いってね」と言うとと、ちょっといらだって「いや!」との返事。そしてその時は絵本を見ようとしませんでした。

午後になってMちゃんが「これ貸してください」と先生に言っているのが聞こえました。そして5分後くらいに私のところにきて「さっき貸してくださいって、ちゃんと言えたよ。」と報告に来てくれました。

そっか。あの時言えなかったことがずっと心残りだったんだね。言うべきだと分かっているけど言えない。4歳児にもすでにそんな心の葛藤があるようです。

以前は怒ると感情が爆発して、コントロールが難しそうだったMちゃん、最近は、そういう風景も見られず、感情コントロールが上手になったようです。




0 件のコメント:

コメントを投稿

[保育士日記 38] インターナショナル・スクール ~ 「生きる力」?

都内の某インターナショナル・スクールの幼児部に参加する機会がありました。 ここは、以前ご縁があった外国人が多いスクールとは違い、生徒は日本人のみ(若干アジア系外国人が含まれる)。メインの先生は外国人で教室内は全て英語、というタイプで、「英語学校」という表現がより適切かもしれません...