2022年2月20日日曜日

[保育士日記 17]  子ども家庭支援センター内の保育事業

子ども家庭支援センターの事業の一環である、0~3歳までの子どもとその保護者の集まりの場所として提供されている施設にお邪魔しました。

ここは、要するに「室内の公園」みたいなイメージ。保育士は全体の見守りと保護者の相談者との立ち位置で、保護者なしで子どもと関わることは基本なく(保護者がトイレを使用している時に安全を見守る程度)、子どもは保護者の責任管理下にあります。

子どもと遊べないので、私としてはなかなかに面白みのない場所ではありましたが、最近の親子のかかわり方が観察できる貴重な機会でした。

感心したのは、男性の保護者の参加が半数くらいと多かったこと。平日はほとんどいないようですが、週末は普段も割と多くいらっしゃるようです。夫婦での参加も多いですが、保護者は父親だけの場合も。しかしながら、他の保護者と話をする風景は稀でした。時々は「パパ友」を作る方もいらっしゃるそうですが。

核家族が多い都心、これらの施設の存在により、保護者の孤立や孤独を防いで、よいネットワークの構築に役立てるといいですね。

2022年2月19日土曜日

[保育士日記 16]  保育の現場にも、ようやくIT化の波?

 先日伺った都内B区での一般的な認可保育園で、他の認可保育園では見たことがなかった風景が。。

各教室にノートパソコンがあり、担任の先生はそこに保育記録を全て入力している!おおー。

これまでの保育園では、タイムシートや裏方の事務的作業にパソコンを使用するのは見たことがありましたが、日々の保育記録も全てパソコン入力というのは初めて見たので驚きました。

保育にもようやくIT化の波が来ましたか。何だか感動。パソコン苦手な世代がマネジメントの間は無理だと思っていましたが。。

とはいっても、同じ会社が運営するB区以外の園では同様の現象は見られないので、現時点ではB区という地域限定のような気もします。ちなみに、ここの園長先生はおそらく40代のキャピキャピだけど結構厳しそうな印象の女性でした。。

インターナショナルスクール等の私立では、保護者との連絡等も全てオンラインが普通という印象です。公立や認可等の無料の園では、まだまだ手書きが続くのでしょうか。。。

2022年2月11日金曜日

[保育士日記 15]  2歳後半、英語を話したがる男の子 

親の世代が英語話せないコンプレックスが大きいため?もあるのでしょうか、都心での幼児への英語教育熱はとても大きい印象です。

そして時折見かけるのが、両親とも日本人で日本語がわかるのに、日本語環境の子どもの中でも一人英語で話したがる2~3歳児。インターナショナルスクールに通っているわけでもないようです。

英語を話すと、周りの保育士たち大人もよろこんで「発音いい!」等、もてはやすことが多いので、英語を話すことに優越感を感じるのかな? しかし、この年齢で日本語より英語を話すことがえらい、みたいな態度を見るのは、少々複雑な気持ち。

インターナショナルスクールに通う子の中には、両親が日本人でも日本語がおかしい子もみかけます。

その日きていた2歳後半の男の子K君は、最初はひたすら英語を話していました。最初は日本語わからないのかな?と思いましたが、反応を見ると、ちゃんとわかっていそうです。きらきら星を日本語でほかの子どもと歌っていると、隣で英語で歌い始めました。一緒に歌ってあげると、うれしそうでした。もしかして、家では英語の歌ばかり聞いていて、日本語の歌詞は知らないのかな?

グローバル化がますます進む中、英語もいいけど、母国語である日本語も大切にしてほしいところです。

2022年2月8日火曜日

[保育士日記 14]  子どもは何か月から他人をはっきり覚えるのか?

 週末、よく会う1歳2か月の女の子Sちゃん。

その日もお母さんに抱っこされてきました。私を見ると彼女の目は「あ、この人知っている」と言っていました。

お母さんがいってしまうと、いつも通りの号泣が始まりましたが、その日はわりとすぐに泣きやんでご機嫌で遊びはじめました。

子どもって、何か月頃から週に1度程度しか会わない人を覚えて認識するものなのでしょうか?もちろん個人差はかなりあるのでしょうが。もっとも、次の週にはまだ覚えていてくれても、何か月も会わないとすっかり忘れられてしまうようですが。。 

[保育士日記 38] インターナショナル・スクール ~ 「生きる力」?

都内の某インターナショナル・スクールの幼児部に参加する機会がありました。 ここは、以前ご縁があった外国人が多いスクールとは違い、生徒は日本人のみ(若干アジア系外国人が含まれる)。メインの先生は外国人で教室内は全て英語、というタイプで、「英語学校」という表現がより適切かもしれません...