2021年12月23日木曜日

[保育士日記 12] 学童体験2 ~ 魔の2年生?

 2度目の学童体験。一度目よりは慣れたので、もう少し詳細が見えてくる。

1年生は、よく見るとまだまだかわいいもの。反抗的な子もいるし、女の子は仲間外れ等、いじわるな態度も見られるが、半分くらいはまだあどけなさも残っていて、女の子は常勤の先生の膝の上に乗って遊んでいる子も何人かいる。

3年生も、比較的落ち着いている印象。とはいえ、男の子がきつい言葉で1年生を傷つける場面も。

問題は2年生。大人が話しかけると、みんながみんな男女ともに、何を言っても反射的にいじわるで反抗的な言葉を発している印象。常勤の先生も強く怒ることはしないので「ここでは何をいっても許される」と思っている様子。大人に対する遠慮やリスペクトはなく、私も呼びすてにされる状態。。常勤の先生のことは「〇〇ちゃん」「〇〇ちん」と呼んでいる。

私が「Y君」と名前を呼ぶと「どうして名前知っているの? 怖! 気持ち悪い! 個人情報が!」などと叫びまくる子も。。そんな反抗的な態度の割には、急に変に素直だったりもして、見ていてなかなか楽しい。でも、若くて新しい指導員は特に舐められるとのことで、メンタルかなりぼろぼろとか。。

メンタルな問題はともかく(女性は若くても「おばさん」「おばあさん」呼わばりされる)、学童は就学児の保育と違って、トイレの世話は基本不要だし、子ども同士で遊ぶので、応援という立場の指導員の仕事は「見守り」がメインで、かなり楽な気がします。そして、このくらいの年齢のむき出しなエネルギーに触れるのは、未就学児の保育にはなく、なかなかエキサイティングな体験でした。

2021年12月21日火曜日

[保育士日記 11] 1歳後半の男の子 むっつり?

1歳後半の男の子E君。最初しばらくはあまり笑わず、クールな印象でしたが、意外に女の子が好きなようで。。 

他の保育士さん曰く「かわいい子だけに近づいていく。」とか。3歳の美人の女の子のスカートも時々めくっていたりもして。。なかなかに、むっつり系? (でも1~2歳で、かわいい等の美意識って、すでにあるものなのだろうか?)

そんなE君でしたが、自分よりちょっとだけ年下の1歳児のかわいいEちゃんの前ではなかなかにクールな対応。

しばらくは保育士にもあまり甘えるのが苦手そうだったE君ですが、何日もすると、場慣れしたのか、自分から抱き着いてきたり、満面の笑顔も見られるようになりました。

2021年12月20日月曜日

[保育士日記 10] 学童体験 - 幼児の数年後は?

小学生1~3年生の学童に、初めて応援で参加しました。

インターフォンを鳴らして、続々と小学生が到着。

。。。何だか妙に大きい。。? 小学生の低学年って、こんなに大きかったかな?? それとも普段保育で0~6歳までを見慣れすぎて、大きく感じるだけ。。?? 圧倒されてしまいます。

そして初対面の私には、素直な幼児の面影は(1人の一年生以外は)見られず、みんなどことなくやさぐれてた態度と言葉使い(?)

初めて会う私に興味を示して、視線を逸らし逸らしでぶっきらぼうながらに自己紹介してくれたのは1人の1年生の女の子のみ。それ以外は「知らない人がいる」ことを目の端でとらえていても、視線は向けてこないでとりあえず素通り。未就学児の保育の現場との違いにちょっと唖然。。

後からきた2年生の男の子1人は、例外的に最初からフレンドリーで、ちょっと救われ感。他の男の子も時間が経って、こちらから近づくと、それなりにフレンドリーな子も多い。女子もそのうち私の存在に慣れてくる。でも、もう完全に大人よりも子ども同士の関係の方が大切な世代であることを実感。

そして、掛け算の宿題をしていたり、漢字の練習をしている姿を見るのは、なんだか不思議な気分。保育の現場で会う子は、インターナショナルスクールに行っている子も何人もいるので英語ができる子は珍しくないのですが、結構複雑な計算をこなす子を見るのは何だか感慨深い。そして、自分が小学生のころ使っていたような大きな筆箱(ペンケース)を今の小学生も使用しているのを見るのは驚き(まだあったんだ。。?)

保育で出会う子たちも、数年後にはこんなに難しいことが理解できるようになるんだね。。子どもの成長は本当に早いですね。

2021年12月14日火曜日

[保育士日記 9] 1歳児3人 到着時の号泣

週末何度か施設で過ごしている、1歳児の3人。

到着してお母さんがいってしまうと号泣。

最初、柵の中からドアに向かって号泣していた男の子T君。そこに1歳2か月の女の子Sちゃんが合流して、柵のドア前の場所取り合戦をしながらも、号泣の合唱状態。そこに、一度は泣きやんでいたK君も思い出したように加わり、一時は3人で号泣合唱。。。おもちゃを見せても、保育士が抱っこして慰めても、泣きやむ気配はなく、ドアのそばから離れたくない。

中でも凄まじいのはSちゃん。あまりの怒りに満ちた号泣に、最初に号泣していたT君はちょっと引いた様子。それでもしばらくは号泣を続けていましたが、T君は最初にリタイアして落ち着きました。

K君も、時々泣きやんでは、また泣く、といった感じでしたが、やがて落ち着きました。

最後まで頑張っていたSちゃん。小さな体で、1時間以上もあれだけの雄叫びをしていたのだから、すごくエネルギーを消耗したでしょうね。。ランチはモリモリと食べて完食でした。

2021年12月13日月曜日

[保育士日記 8] 1歳半前後の男の子たち、異年齢保育は受難

異年齢保育(1~6歳児)の現場で、時折見かける風景。

場慣れしていない1歳半前後の男の子は、なんとなく居場所がない。

同じ年代でも女の子は、一人遊びや保育士に甘えたりと、みんな適当にやっているのですが。

男の子は不器用な子が多いのかな。でも、周りの子どもに興味があって、一緒に遊びたい様子。しかしながら、3歳以上の子どもからは「あっち行って!」と邪魔にされ、同年代の子どもには興味を示さず。。拠り所がなく、心細さそう。

3歳以上の子どもは、赤ちゃんには「かわいい~」と好意的な興味を示す場合が多いのですが、1歳を過ぎて歩いている子どもには、基本無関心、という印象。

そんな男の子たちは、最後は途方に暮れて泣き出してしまい、保育士が抱っこして慰めることになることも。先日の1歳児K君は、自由にさせておくより、カートに座らせておく方が落ち着くようでした。

2021年12月3日金曜日

[保育士日記 7] 1歳0ヵ月、気品あふれる女の子

初めて園に来た1歳0か月のMちゃん。髪がふさふさでかわいいスカートのお洋服を着ており、初見から「赤ちゃん感」がありません。既に幼児という印象です。

とはいえ、まだつかまり立ちの段階で、言葉も発しません。

しかし、初めての場所と人にもとても落ち着いていて、泣くことは全くありません。また0歳児らしい無邪気な笑顔も見られませんが、ご機嫌が悪くなることもありません。時折ほぼ無表情なまま見上げてくるその顔には気品が漂います。

これでまだ1歳0ヵ月とは。。その落ち着いた気品に「貴族のお嬢様」というイメージが似合います。近くにいた同じく1歳0か月の、感情むき出しのほぼ野生児状態の女の子との差がすごすぎます。。赤ちゃんも、本当に個性豊かですね。。

2021年12月2日木曜日

[保育士日記 6] 2歳半の女の子の複雑な行動 ~ 戦略家?

先日は応援で、東京の郊外の院内保育園に初めての参加。

最初は赤ちゃんたちのお世話をしていましたが、夕方になって子どもが少なくなり、幼児5人ほどのグループに移りました。

一般的に人見知りの年齢ではないのですが、2歳半の女の子Eちゃんは眉間に皺を寄せながら、ずっと私を見つめているのが視界の端に入ってきます。この場合、アイコンタクトをすると状況が悪くなるだけなので、敢えて視線をずっと外し、様子を見ます。

Eちゃんの隣に座っていた3歳の女の子Aちゃんは、私を見ると「遊んでくれる人だ~」との期待を込めた満面の笑み(常勤保育士さんのコメント)で見つめてきます。お迎えまで本を読む時間のだったので、Aちゃんを中心に他の子どもたちも一緒に楽しく本を読んでいました。するとEちゃんは、私を敵視する態度を改めて、一緒に笑いかけるようになりました。

Aちゃんが先に帰った後も、Eちゃんのご機嫌はとてもよく、最後まで残った他の1人と一緒に楽しく本を見ていました。

Eちゃんは、お迎え間際の時間に、帰り支度のことで常勤の保育士さんともめごとがあり、機嫌が悪くなり泣いてしまいました。

彼女が帰った後、常勤の保育士さんたちからは「彼女は普段はあんなにテンション高くない」とのコメント。

なるほど、最初は意地悪したかった私に対して、あれだけテンション高く楽しそうにしていたのは、常勤の保育士さんの視線を意識してのことだったのね。。。女の子はやっぱり怖い?

2歳半で、無意識ながらそこまで計算して行動できてしまうことには、いつもながらやはり驚かされます。

[保育士日記 5] ナニー付きの外国人夫妻の男の子 4歳 ~ 甘やかしすぎ?

 知人の外国人夫妻に、保育園に通う4歳の可愛い男の子がいます。

英語を話す外国人ナニー(乳母)がいて、その子の日常的な世話をしています。

ある日、彼の食事風景に遭遇。一人でビデオを見ながら食べていましたが、なんとナニーが食事介助でスプーンで食べさせているではありませんか。。食べているのは、全てがすりつぶされている離乳食のようなもの(美味しそうではありますが)。

ナニーによると、彼は甘やかされていて(ナニーという彼の親に雇用されている立場上、強くはなかなか言えないのでしょうね。。)普段自分では絶対に食べないとか。。(ナニーがいる時だけ? 幼稚園ではどうしているやら。。)その日は離乳食みたいなものを食べているのは彼が食べるのが面倒くさいかららしく、普段はお菓子等を普通に食べているのを目撃しています。

ナニーがいる外国人家庭の子どもには、これは一般的なことなのでしょうか・・? ちょっと分かりませんが、昔の乳母付きの貴族の子どもはこんな感じだったのかな?? などと考えてしまいました。

とりあえずその日は、「1歳児でも自分で食べるよ? もう4歳なんだから、自分で食べようよ?」と私から言ってみたら(その時ナニーは、「そうだそうだ、彼女は子どもの先生なんだよー」と彼にコメント。)、しぶしぶながら、数口は自分でスプーンをもって食べていました。。ので、自力でできないわけではないのです。

[保育士日記 38] インターナショナル・スクール ~ 「生きる力」?

都内の某インターナショナル・スクールの幼児部に参加する機会がありました。 ここは、以前ご縁があった外国人が多いスクールとは違い、生徒は日本人のみ(若干アジア系外国人が含まれる)。メインの先生は外国人で教室内は全て英語、というタイプで、「英語学校」という表現がより適切かもしれません...