今回は赤ちゃんを泣きやませる方法についてまとめました。
泣くのは、言葉がまだ話せない赤ちゃんにとって自分の欲求を知らせるコミュニケーション手段。泣いている原因は下記が考えられます。チェックしてみましょう。
1)生理的欲求
赤ちゃんが泣いている理由として、一般的に下記が考えられます。適切に対応してあげると泣きやみます。
おなかがすいた → ミルク、おっぱいをあげる
眠たい → 眠れる体制にして、揺らしてあげる
おむつが汚れた → おむつを替えてあげる
暑すぎる・寒すぎる → 適切な体温になるようにエアコンや衣服で調節する
痛い・かゆい → 体をチェック 衣類のタグなどあたらないようにしてみる
*普段と泣き方や様子が違う場合は、体調に問題がある可能性もありますので、お医者さんに相談しましょう。
2)心理的欲求
生理的欲求が満たされている状態でも泣き続ける場合は、下記を試してみましょう。どの方法が一番効果的かは赤ちゃんによって異なりますので、いろいろと試してみましょう。
① 抱っこかおんぶ
甘えたかったのかな? 寂しかったのかな? 抱っこかおんぶをしてあげることで泣きやむことは多いです。抱っこしながらトントンするのがベストですが、手がふさがっている時はおんぶでも大丈夫です。
② 音楽を聞かせる、歌を歌ってあげる
音楽の力は偉大です。CDの音楽で泣きやむ場合もあります。CDではダメな場合は、歌を歌ってあげると、より効果的です。子守唄を歌うと、そのまま眠ってしまうことも多いです。人気の歌の定番としては、「ゆりかごのうた(♪ゆーりかごーのうーたをかーなりあーがうーたうよ♪)」「一本橋(♪いっぽんばーしー、こちょこちょ♪)」「だるまさん(♪だーるまさん、にらめっこしーましょ♪)」等があります。
③ ビニール袋の音など、赤ちゃんが好きな音を聞かせる
赤ちゃんがレジ袋がガシャガシャいう音を好むのは有名です。その他好きな音を聞かせて、泣いている原因から気を逸らせることで、ご機嫌になります。新聞やチラシを丸めるときのクシャクシャ音や破くときのクシャクシャ音、ドライヤーや掃除機等の機械音が好きな場合も多いので、いろいろ試して赤ちゃんの好みを探してみてください。
④ 鏡を見せたり、おもちゃを与える
赤ちゃんは特に鏡に興味をひかれやすいようです。こちらも、物で泣いている原因から気を逸らす方法です。ぬいぐるみを動かしながら声色を使って「そんなになくと、ぼくも悲しくなるな~」などと話しかけるのも、効果がある場合があります。自分の写真を見せたり携帯等で写真を撮ってあげる等をすると泣きやむ赤ちゃんも。シャボン玉も効果的です。
⑤ うちわを使用する
うちわで、泣いている赤ちゃんの顔や体に風を送ってみましょう。突然の風に驚いて泣き声がぴたりとやむ場合もあります。うちわがないときは、赤ちゃんの顔にフゥーと息を吹きかけてみましょう。
⑥ マッサージやこちょこちょ
すりすり・なでなでのマッサージをしてあげると、気持ちよくなって泣きやむことがあります。おなかに「の」の字を書くマッサージも効果的です。こちょこちょも同様の効果がある場合があります。手で直接赤ちゃんの素肌に触れるのが効果的です。よいスキンシップにもなりますね。
⑦ おしゃぶりをさせてみる
おしゃぶりをくわえさせることで、落ち着いて泣きやむ場合もあります。(無理にはくわえさせないでください。)*おしゃぶりを泣きやませに使いすぎると、なかなかやめられなくなることもあるようです。
⑧ 裸にしてお召し替えしてみる
いったん服を脱がせて、裸んぼうにしてみましょう。生まれたままの姿になると、心も体も解き放たれてすっきり、なのか、泣きやむ場合があります。しばらくそのまま自由に運動させてから、寒くならないうちに衣類を着せてあげてください。
⑨ 外出する
ずっとお部屋にいて、気づまりになっているのかも。外に出かけて空気を換えてあげることで、赤ちゃんの気もまぎれて泣きやむ場合もあります。車のエンジン音が好きな赤ちゃんもいるので、可能であればドライブも試してみるといいでしょう。外出が無理な時は、ベランダに出てみましょう。
*今は、携帯のアプリ等を使用して赤ちゃんを泣きやませる方も多いようですが、電磁波の影響が不明ですので、ここでは取り上げるのは控えます。
上記のどれをやっても、なかなか泣き止まないことは多々あります。それはベテラン保育士さんたちにとっても同じです。特に、親から離れて慣れない場所にいる場合や、眠いけど眠れないでいる場合は、ある程度時間がたたないと泣きやまない場合が多いように見受けられます。
赤ちゃんが泣き止んでくれないのは本当につらい! でも赤ちゃんは泣きたい時は泣きたいのですから、何をやってみても泣き続けている時は、いったん諦めて、愛情をもって見守ってあげてください。泣きやまなくても罪悪感は不要です。赤ちゃんも気が済んだら、いずれは泣きやみますから。。
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